JP2pro_rev.S (レビジョン・エス)

Solid-state HDTV レコーダ

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JP2pro_rev.S はウェーブレット変換技術をベースとしたJPEG2000画像圧縮規格に準拠した放送業務用ソリッドステートHDTVディスクレコーダです。JPEG2000の可逆ロスレス圧縮にも対応しております。画質一定のVBR(Variable Bit Rate)方式を使用しておりますので複雑な画像でも画質が劣化しません。前面から簡単に交換できる小型SSDマガジンを使用して、4:2:2 10ビットのHDTV信号をスタジオクオリティーで長時間記録再生できます。
高性能・多機能・経済性を兼ね備えており、放送業務用に限らず広範囲な用途にお使いいただけます。 新たにTC CHASE機能が追加されました。

フロント制御パネル

フロント制御パネルオプションを装備すると、SLOW, JOG, SHUTTLE, Mark / Search等の動作をVTRのように操作することが出来ます。また、JP2pro_rev.Sの全てのセットアップ(AUDIO VIDEO セットアップ、TIME CODE セットアップ、GEN-LOCK セットアップ等)や、クリップの編集、シークエンス再生の設定などを簡単に行うことができます。

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制御ユーティリティー

JP2pro_re.S 専用の制御ユーティリティーソフトウェアーオプションです。PC上のGUI画面からEthernet経由で制御パネルオプション同等の操作が出来ます。 記録ファイルやクリップの編集やネーミング、シークエンス再生の設定はフロント制御パネルを使用するよりも格段に簡単で、操作スピードをアップすることが出来ます。

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CLIP-PLAY 拡大できます

サムネールを選択して即座にCLIPの再生ができます。いわゆるポン出し再生が可能です。

SEQ-EDIT 拡大できます

サムネールをドラッグアンドドロップして簡単にシークエンスを組めます。カット編集したのと同様にノイズレスで複数のCLIPを連続再生できます。

ダウンロード

カタログ表 (PDF)

カタログ裏 (PDF)

仕様

特徴と応用

JP2pro_revS取り扱い説明書 

Control Panal操作マニュアル

GUI/JP2pro-cont操作マニュアル

RS-422 制御プロトコル書

JP2pro_rev.S ベーシック機

JP2pro_rev.S リアパネル, 拡大できます

JP2pro _rev.S はコンパクト(2RU, 9kg) なレコーダですが高い性能と多彩な機能を秘めています。

スタジオ高画質を維持したまま長時間のHDTVプログラムを記録再生することができます。特に可逆ロスレス記録は非圧縮画質で長時間記録できる優位性を持っています。

「リムーバブル SSD マガジン」のコンセプトはフロントからの簡単な記録メディア交換を実現しました。77mm(W)x40mm(H)x105mm(D)、400グラム以下と小型軽量ですので、保存や輸送に適しています。

SSDマガジン外観

JP2pro 750Rは記録メディアとして主にHDDを使用していました。

HDDは大容量で長時間記録が可能ですが、消費電力が大きい、動作中の衝撃に弱いという欠点があります。

一方SSDは容量は一般的にHDDよりも少ないですが、回転ディスクやヘッドのような機構部がないため、衝撃に強く壊れにくいという特徴を持っています。また、低消費電力ですので温度上昇がほとんど有りません。また、小型で軽量です。

主な機能

ビデオ入力

・HD-SDI入力に接続されたHDTVフォーマットを自動識別し、レコーダモードを自動切換えします。

・PSFモードのフラッグに対応していない信号をPSFモードで記録出来ます。

ビデオ出力

・外部同期信号に対するビデオの位相を調整できます。(H-Phase、V-Phase)

・Monitor outにはタイムコード、オーディオレベルの他様々な情報をキャラクター表示出来ます。

オーディオ入力

・Embedded Audio(HD-SDI多重)とAES/EBU入力に対応しています。

・AES/EBU入力はSRC(Sample Rate Converter)機能のON/OFFが可能、NON-AUDIOデータ(Dolby-Eなど)の記録ができます。

オーディオ出力

・ビデオに対するオーディオの遅延時間を調整できます。(リップシンク調整; 0〜5.5フレーム)

・シャトルやジョグなどの可変速再生時にケロケロ音を出すことが出来ます。(ON/OFF可能)

タイムコード

・TCG機能を内蔵しています。(RESET/PRESET指定、REC-RUN/FREE-RUN/JAM-SLAVE選択可能)

・LTCとHD-SDIに多重されたVITCを切り替えて使用することが出来ます。

・記録時、LTC OUTには入力と同じタイミングのタイムコードが出力されますので、バックアップや複数台の同時記録をする時に便利です。

・UB(ユーザビット)の記録再生が出来ます。

・記録時はドロップフレーム、ノンドロップフレームの選択が出来ます。(再生時は自動追従)

・再生時はTCとは別系統のタイマー(CTL)でカウントさせることも出来ます。

GEN-LOCK

・記録時は入力HD-SDI信号または外部同期信号に同期させて記録できます。

・再生時の同期は外部同期信号、入力HD-SDI、フリーランから選択できます。AUTO切り替えモードも備えています。

テスト信号

・ビデオテスト信号(CB、RAMP、BLACK)及びオーディオ1kHzの発生機能を持っています。

パーティッション分割

記録領域(DISKスペース)を複数に分割して使用できます。(2分割、4分割、8分割、48分割)

記録モード

・通常記録のほかに、ノンストップで記録を続けるLOOP記録、一定時間(2〜999フレーム)に1回間欠的に記録するインターバル記録が選択可能です。

・記録の度に別ファイルを作るマルチファイルと、前の記録の後に連続して記録するシングルファイル形式を選択できます。

再生モード

・通常再生の他に一つのファイルを繰り返し再生するLOOP再生、複数のファイルを連続再生するダビング再生、記録しながら別の場所を再生できる追いかけ再生が可能です。

・停止時の静止画像のモードをFieldにするかFrameにするか選択できます。

スローモーション

・-1〜+3倍速まで任意の速度でスロー再生が出来ます。

シャトル再生

・50倍速まで任意の速度でシャトル再生が出来ます。シャトル中でも画像はブレークすることが無くきれいです。

サーチ機能

・任意のTC値をタイプしてサーチさせたり、CUEポイント(最大512箇所)をマークしてサーチすることが出来ます。サーチ時間は瞬時です。

編集

・INSERTおよびASSEMBLEモードで編集が出来ます。

・スプリット編集に対応しています。

・オーディオのアフレコが出来ます。

CLIP指定とサムネール画像

・IN点、OUT点を指定してCLIPを作ることが出来ます(最大512個)。また名前を付けたり、見出しに使用するサムネール画像を取得し保存することも出来ます。(サムネール画像を扱うにはEthernet/GUIオプションが必要です。)

・CLIP毎にLOOP再生を設定できます。

・JP2proのサムネール画像はJPEG2000の解像度スケーラビリティー(Resolution Progressive)機能を使用しており、記録されたデータから低解像度データを直接抜き出しておりますので、外部変換機器を必要としません。Ethernetケーブルを接続するだけで取得可能です。また、サムネールデータはPC内部だけでなく本体のカセット内にも保存されますので、後で別のPCに再ロードして使用できます。

シークエンス再生

・任意のCLIPを並べてシークエンスを組み、ノイズレスで連続再生することが出来ます。(最大16個のシークエンス、各シークエンスあたり最大128個のCLIP)

・サムネール画像をドラッグアンドドロップして簡単にシークエンスを組めます。

・各シークエンス毎にLOOP再生を設定できます。

複数台の同期記録再生

・複数台のレコーダを完全同期で記録再生させることが出来ます。(3Dや4K、マルチ画面など)

・同期記録再生の制御にはRS-422制御のリモートコントローラ「Synchro-cont2000」またはEthernet/GUIオプションを使用します。

・1台をマスターとし、このマスター機のVIDEO OUTを他の複数台のスレーブ機のVIDEO INに接続して同期させることができますので、外部同期発生器が無い場合でも使用できます。

TCチェイス機能

・入力されたタイムコードに追従して同期再生する機能です。外部コンとロ-ラー無しに複数台のレコーダーを同期再生することが可能です。リアパネルのTC INまたはHD−SDI入力に多重されたVITCに対してチェイスすることが出来ます。